離乳食が進んで離乳食後期になると始まる「手づかみ食べ」。
離乳食教室や書籍などで「後期になったら手づかみ食べをさせましょう!」ということを知ってカルチャーショックを受けた方も多いのではないでしょうか。
あえて子供に手でぐちゃぐちゃに掴ませて食べる。
そんな「手づかみ食べ」の時期をなるべくストレスなく過ごす方法を考えてみました。
そもそも「手づかみ食べをさせる」という時期があることを知らなかった
私が初めて離乳食教室に参加したのは娘が4ヶ月のころでした。
離乳食本は買ったけれど、離乳食初期のページをぱらぱらとめくって道具などを揃える、という段階だった私は、そのとき初めて離乳食全体の流れを知ることになりました。
栄養士さんの話で「9ヶ月ごろからは赤ちゃんが手づかみできるような形で離乳食を進めましょう」という話を聞き「えっ、そんな早くからご飯を自分で触らせるの!?」とショックを受けたことを今でも覚えています。

部屋が・・・よごれるじゃないか・・・・
支援センターにいって先輩ママの話を聞くと「地獄絵図になる」「それでもとりあえずマニュアル通りに進めてみている」ということだったので、私も意を決して手づかみ食べの準備を進めました。
まずは「どこで」「どうやって」食べさせるのかを考えた
まずはじめに、手づかみ食べを「どこで」「どうやって」食べさせるのかを考えました。
離乳食初期はローテーブルに食器をおいてバンボでご飯をあげていたのですが、手づかみ食べをはじめるにあたって、環境をまず見直しました。
我が家の構造上、選択肢は2つ。
「バンボの上にテーブルをつけて、その上で手づかみ食べをさせる」か「ダイニングテーブルで子供用の椅子をつけて、その上で手づかみ食べさせる」のどちらかにする、と決めました。
メリット
- 食べ物が低い位置にあるので、子供が下に食べ物を落としても広範囲にちらからない
デメリット
- バンボに設置できるテーブルはサイズが決まっているので大きい食器は置けない
→ローテーブルにくっつける案もあったのですが、我が家の構造上それはちょっと厳しいな、ということで選択から外しました。
メリット
- ダイニングにくっつけて食べさせるので、食器はいろいろ選ぶことができる。
デメリット
- 高い位置から食べ物を落とされるので、広範囲に食べこぼしが広がりそう。
どちらにもメリット・デメリットはありますが、最終的にダイニングテーブルに子供用椅子を設置して食べさせることにしました。
理由は2つで「ゆくゆくはダイニングで食べさせたいから」「バンボの上に食器を置いたらひっくり返しそう」と感じたためです。
離乳食を手づかみ食べさせるにあたって使ったグッズ
離乳食をあげるにあたってつかったグッズは以下の通りです。
新聞紙
床に食べ物が飛び散ることを防ぐための対策として新聞紙を床に敷くことにしました。
ない場合はレジャーシートなどでも代用できますが、新聞紙だとそのまま捨てることができるので、新聞紙がもらえるようであれば新聞紙がベターです。

防水性のスモッグ
手づかみ食べするときに、高確率で袖が皿にINするので、腕の汚れ防止のためにエプロンではなくスモッグをお勧めします
防水になっているスモッグは洗い換えも含めて6枚ほどあると便利でした。
なるべく滑らないお皿
子供がぐしゃぐしゃとしている最中に皿まで落ちると悲劇です、できるだけ滑らないお皿があると良いと思います。
我が家ではezpz(イージーピージー)のハッピーマットを使っています。
「ひっくりかえらないベビー食器」とのサブタイトルどうり、本当にひっくり返りません!

2017年度グッドデザイン賞受賞しているみたいです。納得。
食べやすいスプーン
アカチャンホンポなどにいくと、子供が自分で食べやすいように設計されたスプーンやフォークがいっぱいあります。
例えばエジソンのフォーク&スプーンは利き手が右利きのお子さんにはすごく素敵な商品だと思います。
残念ながら我が子の聞き手はいまのところ左手のようで、このスプーン&フォークはあまり上手に使いこなせていません。
親が右側にすわって補助してあげるときには役立つので、左利きでも用途は一応あります。

実際にはじまると、対策してもやっぱり地獄絵図
対策をすればいくらか手づかみ食べのストレスは軽減されますが、それでも手づかみ食べは「地獄絵図」です。
「ご飯を残すと目が潰れるよ!」と言われ育った自分には、ごはんをぐちゃぐちゃ練り回す我が子の様子は「本当にこんなことさせていいのだろうか・・・」と自分のアイデンティティが崩壊するような出来事でした。
「いつかは自分で上手に食べてくれるための成長過程のひとつ」と自分に言い聞かせて、なるべく子供のやりたいようにさせていました。

ストレスを溜め込みすぎないように、息抜きをしながら頑張りたい「手づかみ食べ」
子供の食事は1日3回。
回数も多いし、先も長いのであまりストレスを溜め込みすぎないように、適度に頑張るのがポイントかな、と思いました。
時間や余裕がなければ親があげてしまうこともありましたし、手にくっつきにくい食材(パン、お好み焼き)などを取り入れたりもしました。
自分が無理をしない程度に、そして迷うことがあれば支援センターや市役所などで栄養士さんに相談することもできます。
できるだけ色々な情報を取り入れながら取り組めるといいのではないかな、と感じました。
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